山口憲一と野本

准看護師ではなく、国家試験を合格して正看護師になろうと考えるならば、看護の専門学校や大学等を卒業することが絶対条件です。そもそも、卒業が受験資格になっているのです。ですが、看護の専門学校も人気が高く定員が少ないので、こうした専門学校に合格するための予備校に通って勉強する人もいます。准看護師に限らず、働きながら正看護師の資格を取ろうとする場合は、看護学校が行っている通信教育課程が幾つかありますから、検討してみるのも良いでしょう。看護師個人の都合などによって、常勤や派遣といったように働き方を選べたりもしますが、大半の看護師は病院で働いています。もちろん、その他のところでも、意外と看護師でなければできない仕事というのはあって、働く場所となるのは、企業内の医務室だとか、保育園や託児所、介護施設などですが、こういうところで働く看護師は実際とても多いのです。こうして、病院に限らずやる気があれば、仕事する場は多いので、人生において重要なターニングポイントである結婚や出産といった際に最もやりやすい仕事をするため転職をしていくということが可能です。一口に看護師といっても、その職場は多種多様で、様々な科を併設した総合病院から町医者までかなり違いがあります。また、介護施設や保育園も看護師の職場と言えるでしょう。給料は勤めている会社によって違うものですが、もちろん、看護師も同様です。総合病院と町医者とでは年収にも差が出てきます。ですので、看護師として働く人の平均年収がいくらだと言うのも、難しいものだと思います。勤務時間について、看護師というお仕事には、少し厳しいようなイメージがあるかもしれませんが、世間一般よりも多少、やりくりしやすい部分があります。勤務表、つまりシフト次第ではありますが、時間休というものを取ることが簡単にできる傾向がありますので、園児や小学生などの母親をしながらであってもなんとか勤務を続けていける、という手応えを得ている人がほとんどです。小さい子供がいると、何かと急な休みなどが多くなってしまいますが、職場のみんなでともかくフォローし合えるのは、勤務時間を調整しやすい看護師という仕事だからこそ、なのかもしれません。補足としてですが、勤務時間は基本的には8時間となっています。みなさんご存知のように、看護師の休日については勤めている現場で違っています。3交代勤務の場合、先にシフトが組まれていますので、休日勤務や平日休みになることが当たり前にあります。一見、デメリットが多そうに感じるかもしれませんが、職場によってはご自身の予定に合わせて休日をつくることが出来ますから、その点をうまく利用して充実した休日にする人もいます。
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